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津の国屋 第一章~第六章 あらすじ

前回の第三十二夜で朗読しました、
津の国屋、第一章から第六章のあらすじです。
時間がかかったわりにはクオリティの低い感じです、、、


弘化4(1847)年6月半ばの夕暮れ、常盤津の師匠文字春は、
寺参りの帰りに十六・七の娘が自分の後をついてくるのに気付いた。
島田の髪に白地に撫子の浴衣の娘は、
文字春と同じ町内の酒屋『津の国屋』の娘お雪に逢いに、八王子から来たのだと言う。
そしてその後、娘は不意に暗がりに消えてしまう。
ぞっとした文字春はちょうど同じ町内に住む、大工の兼吉に会いともに帰ったが、
そこで津の国屋にまつわる噂話を聞くことになった。
長く子のなかった津の国屋は、八王子の遠縁の娘お安をいったん貰い子にしながら、
実の子が生まれると嘘のらしい口実を作って家から追い出してしまった。
それを恨んだお安は自殺し、十年前お雪の姉のお清が同い年の十七で急死したとき、
撫子の浴衣を着たお安が現れたという。今度は妹のお雪の命を奪いにやってきたのか?

その後、文字春は津の国屋の娘、お雪から妙な話を聞く。
白地に撫子柄の浴衣を着た見知らぬ娘が、店を覗いており、
長太郎が声をかけたら、黙っていなくなってしまったのである。
また別の時に、お雪はこんなことがあったと話す。
彼女の母親、お藤が二階に上がって行う時に、転げ落ちて怪我したのだという。
そして、こんな嫌な話も聞かされた。
長太郎が落ちてきた屋根瓦の一枚に当たって、怪我をしたのだというのだ。
文字春はこれを聞き、お安の祟りがそれからそれへ手を広げていくのを感じ、恐怖を覚えた。

津の国屋の女房お藤の怪我はどうもはかばかしく治らなかった。
彼女は有名な医者のところへ通うことになったのだが、
その時、店先で一人の僧と出会う。
彼は津の国屋を指し、凶宅じゃ、死霊の祟りがある、と告げ、
この家は絶えるかもしれないと言い残して立ち去ってしまった。
また、津の国屋の女中でお松という女が、湯屋からの帰り、
すれ違い様に見知らぬ女から、「早く暇をお取んなさいよ。津の国屋は潰れるから」と告げられる。
段々と、このような津の国屋に関する不気味な出来事が、
悪い噂として広まって来てしまった。
そんな折り、文字春はお雪の口からとんでもない話を聞く。
津の国屋の主人、次郎兵衛が突然出家すると言い出したのである。
女房のお藤と番頭の金兵衛はたいそう驚いて、必死に説得し、
現在思いとどまらせているらしい。
文字春は滅多なことを喋って、死霊の祟りを受けるのではと恐れていた。

そして、お米という女中も妙な女に遭遇し、さらに高熱を出して倒れてしまった。
彼女と、そしてお松も宿に下がることになり、津の国屋で働く女中はひとりもいなくなってしまった。
そんなとき、文字春の元へある女性が訪ねてくる。
彼女は女中がいなくなって大変である津の国屋に奉公へ入りたいと願っており、
文字春が津の国屋と関わりのあるのを知って口利きをしてもらうためにたずねてきたのである。
その女性、お角は無事、文字春の口利きで津の国屋で働くことになる。

しばらくしてお角が文字春のところ訪ねた際、不穏な話をしていく。
それは津の国屋の女房、お藤と番頭の金兵衛は不義の仲らしいというのだ。
この時代では主人の女房と家来とが密通の手引きをした者は死罪となる。
もし疑われてはかなわないと、暇を願っているというのだ。
そんなある朝、文字春のうちに大工の兼吉がやって来た。
なんと、お藤と金兵衛が土蔵の中で首をくくって亡くなったのだと言う。
文字春が気になって門口に立っていると、この事件を調べに来た桐畑の常吉に出会う。
彼はこの事件に疑問を持っているらしい。
後に文字春の家を訪ねることを伝えて、彼は去っていった。
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